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著書

 悲愛―あの日のあなたへ手紙をつづる 新曜社

  重版出来

本書は 亡き人との魂の対話として、亡き人に宛てた珠玉の手紙集をお届けします。3・11のあの日、さよならもいわずに去ってしまったかけがえのない人、流されてしまった家、動物たち、もはや戻れない故郷。震災から6年を前に、何人もの被災者が愛すべき人、失ったものたちへの痛切な想いを手紙に綴ってくれました。亡くなった人たちは目に見えず呼びかけても無言ですが、すぐにそばにいることは、理屈を超えて確かな実感としてあるのです。NHKで報道され反響を呼んだ風の電話(大槌町)、漂流ポスト(陸前高田市)に続き、沈黙をひらく死者との交流として本書はあります。

http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1515-4.htm


東北放送 2017年3月15日 震災特別報道 『復興とは何ですか?』
東北放送ラジオ 2017年3月11日 生放送 5編 録音放送5編
朝日新聞 2017年3月12日 天声人語
讀賣新聞 2017年3月12日 12面 よみうり堂本(書評欄)評者:土方正志(荒蝦夷代表)
朝日新聞 2017年3月
Buzzfeed japan 2017年3月11日「あの日逝った大切なペット、ひとへ「今どこにいますか?」 揺れる思いを綴る」(石戸諭) https://www.buzzfeed.com/satoruishido/3-11-tegami?utm_term=.sa471B1q4#.dnG68Q82D
『Kesennuma,Voices.6 東日本大震災復興特別企画〜堤幸彦の記録〜』2017年3月11日よりオンデマンド配信 3月16日TBS(関東)放映 堤幸彦監督が被災地・気仙沼で生きる人々の“声”を伝えるオリジナル番組の第6弾。http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d2850/

 呼び覚まされる霊性の震災学―3.11生と死のはざまで 新曜社

6刷出来 2万部
 出版前に重版決定、朝日新聞デジタル版「被災地、タクシーに乗る幽霊」
元記事朝日新聞宮城版2016年1月20日 幽霊おって 震災の死者思う」
アエラ・河北新報・BuzzFeed JAPANetc メディア各紙大反響

2017年3月9日 Abema Prime 「東日本大震災から6年 被災者に”幽霊"が見える本当の理由 」生出演 https://abematimes.com/posts/2118418  ▲動画 → https://youtu.be/B1JCpyJjclo



   本書は 呼び覚まされる霊性、生と死の〈はざま〉の次元から、従来とはまったく異なる災害社会学を立ち上げてみた。突然襲来した大津波・原発事故・巨大地震という人知を超えた未曾有の災害に翻弄されながらも、人はしだいに日常に回帰してその延長に災害を置き直し、自らコントロール可能なものに転回させる力を秘めている。人間の力では抗することのできない荒ぶる自然に対して、それでも生き残った生者が目に見えぬ死者と呼び合い、時には遣られ、時には抗しながら、独自の〝霊性〟の世界を醸成する。
 呼び覚まされる霊性、生と死の〈はざま〉のコスモロジーへの着目と微細な観察は、生と死の共属関係を捉えることでより慈悲深い鎮魂の場を見いだし、表現するねらいがある。被災者の耐えがたい「災害期」を短縮する防災・減災策に新たな死生観をもたらし、災害社会学に意義深い射程を与える。

 震災学入門―死生観からの社会構想 ちくま新書

本書は、震災後、都市的近代的な空間や時間の枠組みに、人びとの暮らしの生が置かれる力に対して、当事者自らが試行錯誤しながらもそれでもなお否定的な眼差しに孤独に耐え、創り上げてきたささやかな営為に立脚してそれを補強する論理を打ち立ててみた。そのような可能性の学として震災学入門を置く。そして数多くの災害の現場を歩くなかで、従来の学問観や災害観を修正し刷新しなければいけないと思うようになったことに端を発している。本書は、現場の死生観から3・11東日本大震災という未曾有の大災害を問い直す試みである。



震災メメントモリ―第二の津波に抗して 新曜社

本書は震災で発せられる多くの“なぜ?”という問いに答えようとしました。「なぜ命を守る防潮堤建設を地元が拒否するのか」「なぜ津波に向かって船を出す(沖出しする)のか」「なぜ心を癒すカウンセリングに被災者は行かないのか」「なぜ生産効率が下がる協業化を大人数でやるのか」「なぜアルコール依存症を誘発する居酒屋を仮設に作ったのか」「なぜコミュニティ活動が過剰になるのか」「なぜ生活の二の次である祭礼に熱心に取り組むのか」などです。                         >>もっと詳しく読む

 反福祉論―新時代のセーフティーネットを求めて ちくま新書

高福祉が財政上期待できず、ニートや派遣切りを当たり前のように聞く時代に突入しました。いわゆる非正規雇用の拡大でいつ私たちが社会の外側に放り出されるかわからない状況が続いています。そのなかで、理想や福祉制度の拡充を求めるのではなく、現場の最先端の工夫や実践に学ばない手はない。 >>もっと詳しく読む


 新・体感する社会学―Oh! My Sociology 新曜社

 新版
本書は、「知っている」とその中身について「分かっている」ことは異なることを通じて、自分と切り離されない形で皮膚感覚によって自らが分かることを社会学として体感することを目的した学部生向けのテキストです。できうる限り専門用語や学者名を使わずに、日常のリアリティをもって受け止められるように、それでいて自然に社会学的想像力や社会学的感性が身につけられるように編みました。各章は脱常識、性、意図せざる結果、予言の自己実現、ラベリング、ダブルバインド、役割演技、家族、環境問題、法、自殺など社会学の核となるものをできるだけ優しい話し言葉でまとめています。     >>もっと詳しく読む

 千年災禍の海辺学 ―なぜそれでも人は海で暮らすのか 生活書院

 なぜ、これほどまでに津波の影響を受けながら、人は海にとどまり帰ろうとするのか!!
2年の歳月を経て、悲しみが深まる人びとがいる一方、時間とともにそれぞれの生活の中に災禍は組み入れられてくる。三陸沿岸を、地理的辺境としてではなく、危機に晒された生を生き抜く智慧が集積した文化的中心として捉え、強圧的な行政政策への対抗論理としての実践性と、災害リスクに対する脆弱性の吸収と回復力の保持を明らかにする。
                                                          >>もっと詳しく読む

  

 3.11慟哭の記録 ―71人が体感した大津波・原発・巨大地震 新曜社

好評につき5刷 2013年第9回出版梓会新聞社学芸文化賞

◆被災者自ら綴った魂の記録◆

3・11さえなかったら、どんなに幸せだったか・・津波や原発の写真や映像が 大量に流れる一方、被災地の人々は言葉を奪われ、沈黙を強いられているので はないでしょうか? 被災者の目がとらえた震災を文字記録に残そうと大学の プロジェクトチーム
 
 
 

 体感する社会学 ―Oh! My Sociology

好評につき3刷

◆常識を「溶かす」テキスト◆

ふと立ち止まって身についた常識や考え方を疑ってみたことがあるでしょうか。 「世の中ってこんなもんだろう」となめてしまっていないでしょうか? いま 学生に一般常識がありすぎることが問題なのです。このテキストにはふつうの 教科書に出てくる欧米人の偉い学者さんについての小むずかしい解説は一切つ いていません。さまざまなクイズを繰り出して当たり前の考え方をぶち破る脳 の初期化をねらいます。全12回のテーマは、反常識、性、悪夢、予言、魔力、 矛盾、演技、家族、受苦、倫理、法、生。逆説に満ちた社会を「体感する」の タイトル通り、読み始めたら止まりません。著者は東北学院大学教養学部准教授。



 生きられた法の社会学 ―伊丹空港「不法占拠」はなぜ補償されたのか

第8回日本社会学会奨励賞 受賞

◆法の一元支配を超える

大阪の玄関口である伊丹空港のすぐわきに、日本最大規模の「不法占拠」地域 があります。戦前、空港工事に従事した在日の人びとが国有地に住み続けたの に対して、国は「不法」を理由に劣悪な生活環境を放置してきました。近年よ うやく合意に達し、現在国の費用で移転事業が進んでいます。なぜ「不法占 拠」が発生したのか、伊丹市はどのように調整役を果たしたのか、なぜ合法的 に解決できたのか(「生きられた法」とは何か)を検証します。デリダ、アガ ンベンらを援用しつつ、難民、移民、ホームレスなど「不法」な人びとがいか に正義を主張しうるかを考える「人類の幸福に資する社会学」です。

 
「千年災禍の所有とコントロール―原発と津波をめぐる漁山村の論理から」田中重好・舩橋晴俊・正村俊之編『東日本大震災と社会学-大災害を生みだした社会』ミネルヴァ書房105-32 2013311
 商品の詳細
 
 ・「第5章 100年前の公共事業が引き起こす環境破壊」舩橋晴俊編 『環境社会学』2011年3月
・「「不法占拠」の系譜学―「不法」の脱構築」 三浦耕吉郎編 『構造的差別のソシオグラフィ―社会を書く/差別を解く』  136-64 2006年
 
・「環境正義と公共性-「不法占拠」地域におけるマイノリティ権利の制度化」 宮内泰介編 『コモンズをささえるしくみ-レジティマシーの環境社会学』  197-221 2006年
 
 
・「法制度の裏側にある「場所」と社会調査」 先端社会研究編集委員会  『先端社会研究』 (3) 35-60 2005年